【軽っ!】EOS 6D→EOS RP にした人のレビュー【超小型フルサイズカメラ!】

【軽っ!】EOS 6D→EOS RP にした人のレビュー【超小型フルサイズカメラ!】

フルサイズでは長いこと一眼レフのEOS 6Dを使ってきた自分がいよいよミラーレスへ
さて、どう変わった?

 今、Amazonで売れ筋のミラーレスカメラ

EOS RPってどんなカメラ?

Canonのフルサイズミラーレスカメラ。
採用されているマウントはRFマウント。
EFマウントの後継となるマウントです。
EOS RPはそんなRFマウントカメラの中でも一番下のクラス。
軽量コンパクトなボディにEOSのフルサイズ画質を詰め込んだ、そんなカメラです。

大きさの割に軽い箱
バカでかい箱を開けると更にカメラの箱が

なんでRPを買ったの?

一眼レフのCanon EOS 6D、自分にとってこのカメラはかなりのお気に入りでした。
フルサイズ一眼レフにしては小さいし、画質は十分で高感度にも強いし、Wi-FiもGPSもあるし、十分現役で行ける機種だと今でも思います。
でも流石にフルサイズミラーレスの流れが来ている事は数年前から感じ、いつかは移行しないといけないな、とも思っていました。

以前にSONYのフルサイズなども使った経験から、使いやすさ、写真の出来、カメラとしての造形など、やはりCanon EOSが自分に合っていると思いました。
となると選択するのはEOS Rシステム。
カメラの未来はほぼミラーレスだけになるのは間違いないので移行自体に躊躇はありませんでした。

2020年にRFシステム第二世代となるEOS R5とR6が発売され、これはもう圧倒的スペックだがその分お値段も圧倒的で手も出しにくい。
しかも自分は基本スナップでそこまでの性能を必要としていないのと、このご時世で最近撮影にもほとんど行っていない。
という事で値段が手頃な第一世代であるEOS Rを狙っていた。

手頃といっても新品で18万前後、中古なら15万程度はする。
今の使用頻度から言えば急ぐ必要もないのかなぁ、眺める事一ヶ月くらい。
そしたらその隣でEOS RPがえらく安く見え始めた。
なんと上手くやれば新品でも10万円程度で買えてしまうではないか。
新品同士で比べるとその価格差が7万以上になっているのを見た時・・・

(あれ? もしかしたらRPでもいいんじゃね???)

と、ふと思ったのが始まり。
で、そこからRPが選択肢に入り結局は色々考えてEOS RPを買いました。

カメラの箱のその下にマウントアダプターとレンズの箱
カメラの箱には充電池とバッテリー
あとはストラップに説明書類くらい

EOS R or RP or 6D スペック比較

3機種の比較をしてみます。
一番左が最初に購入しようと考えていたEOS R
真ん中が実際に買ったEOS RP、そして右側がこれまで使っていたEOS 6D 
赤字の部分が基本的に勝っている点

 EOS REOS RPEOS 6D
マウントRFマウントRFマウントEFマウント
サイズ普通小さい普通
重さ660g485g755g
外装マグネシウム合金ポリカーボネートマグネシウム合金
画素数3030万画素2620万画素2020万画素
連写コマ数秒8コマ(追従5コマ)秒5コマ(追従4コマ)秒4.5コマ
対応バッテリーLP-E6系LP-E17LP-E6系
価格約18万円約11万円 

それでは各項目を比べてみます。
写真は全てEOS 6Dとの比較です。

マウント

RとRPのマウントは当然ミラーレス専用のRFマウント。
6Dは一眼レフなのでEFマウントだが、CanonはこのEFマウントで早々に完全電子化しているのでRFマウントで使う場合にも基本的に問題ない

マウントの口径は同じ54mm EFマウントは完全電子化なので見た目も同じ

サイズ

6Dはレフ機なので厚みが全然違います。
Rとはお店で比べて見ましたが、これは大きいレンズを付けるならば確実にRの方がいいと感じました。
でも自分は大きいレンズはほとんど付けない。小三元ズームですら手放した。
一方RPはというとこれはもう確実に小さいです、そして何より低いです。
実はこの低さというのが小さく見える部分でもあり収納の際に便利な部分でもあります。
最初は軍艦部にメリハリが無いのはどうかなぁと思いましたが、ミラーレスは別にここにペンタプリズムを入れている訳じゃないんで低く出来るならした方が便利なんですよね。

全体的に小さくなっているけどグリップの深さは実はRPの方がある

重さ

RP超軽い!一番のメリット。
こんな軽くてフルサイズなの?ってレベル。
初代のα7の方が数値的には僅かに軽いらしいけど、グリップがRPの方がしっかりしているので軽く感じます。
Rはまぁ普通にカメラという感じの重さ、6Dは5Dと比べたら軽いけど一般人にもたせたら確実に重っ!ってなるレベルだと思います。

外装

大きな違いの一つがこれ。
EOS Rはやっぱり質感が良くて最後までこれでRPにするかRにするか迷った。
やはりマグネシウム合金は良いんですよ。
ただまぁ価格差があったので断念。
後RPがここまで軽いのって確実にポリカーボネートだからでしょうし、両立は出来ないので軽くて安いを選んだ次第です。
6Dも軽いですよ。使っていた時はこれにEF40mmの組み合わせで軽い軽いと喜んでましたから。
5D系なんてあれ鈍器ですからw それと比べたら、、ねぇ。

厚みが全然違うのはミラーレスの特徴

画素数

これも少し迷ったんだけど、6Dの2020万画素でも別に困ってなかったし、RPの2620万画素でも増えているからトリミング耐性は上がっているし、という事で最終的には納得しました。
Rの3030万画素は5Dmark4のセンサーで割と評判が良い方なので本当はこっちがよかったんですけどね。

連写コマ数

これはまともに期待するなら背伸びしてでもR5かR6買えって話になるので最終的には無視しました。
どちらにしても追従で動き物撮るにはコマ数足りないし。
でも6Dの時も4.5コマで電車とかも撮っていたので便利にはならないけど不便にもならないだろうという事で妥協。

対応バッテリー

Rと6DはCanonカメラおなじみのLP-E6系バッテリー。
ミラーレスになって容量の増えたNとNHも使える。
一方でRPはLP-E17。
EOS M5やM6なんかの小型機で使われているわりとマイナーな部類のバッテリー。
あからさまにRPが劣っている部分がこのバッテリー
容量が少ないから持たない。
その代わり小さくて軽いからこれもカメラの小型軽量化に一役買っているんで仕方ないですね。
お散歩程度なら問題ないけど旅行やイベントでは交換バッテリーは必須です。

背面から見ると明らかに背が低いのがわかる

価格

これは最初に述べた様に結構な差と感じています。
というか、フルサイズカメラとしてはRPってかなり安く売られていると感じますね。
色々言われるけど撮れる写真の画質に大差は無いと断言できますのでこの価格で買えるのは実は凄い事ですよ。

EOS RPを使ってみて良かったところ

小さくて軽い

何度も書くけどこれはメリットです。
フルサイズカメラである事を考えるとびっくりするレベル。
小さくて軽いのならシグマfpとかもありますが、ファインダーもグリップもあってスタンダードなカメラとしてまとまっていて小さくて軽いというのが大きい。

ガチピンが簡単に来る

一眼レフとの大きな違いがコレ。
一眼レフは構造的にAFを別に行っているのでガチピンで撮るには調整が必要。
それがミラーレスにはその調整そのものがない。センサー面でAFしているからズレがないという事なんでしょう。
6DではEF85mm F1.8なんかはマイクロアジャストメントで結構大きな調整をかけて使っていたんですけど、それも必要なくなりました。

フルサイズなのに主張しない

カメラを買う人が減ったせいもあって、最近デカイカメラを持っているだけで特殊な人みたいな雰囲気になってきているのを感じます。
フリーマーケットにEOS 6DとEF50mm F1.4という比較的軽快な組み合わせで行った時も「すごいカメラですね」って言われるくらい。
そんな中RPはデザインも柔らかく、フルサイズでありながら可愛くまとまっている。
画質を保ちつつ威圧感を無くしているカメラといえます。

グリップが握りやすい

一眼レフやRと比べて若干薄いけど深さがしっかりあるのでとても握りやすい。
さすがカメラメーカー、小型化してもグリップは考えられている
持ってぶら下げてもちゃんと指に引っかかる。
若干窮屈だけど小指もなんとか収まっている、これは意外。

小さくてもバリアングル

個人的にはチルトの手軽さが好きなんだけど、縦位置撮影ではバリアングルの方が便利だし、なにより6Dは固定だったんでRPになってやっぱり嬉しかった部分。
画素数とか上位機に劣るらしいけど別に普通に綺麗だし、タッチの反応もいいしCanon機の画面はやっぱりいい。

EOS RPを使ってみてイマイチなところ

バッテリーが持たない

これも改めて書くけど6Dの時と比べると半分かそれ以下という感じ。
しかもLP-E17系は互換バッテリーも不便なものが多くLP-E12系みたいに便利に使えない。
まぁこれはCanonが悪い訳じゃないけど。

シャッター音

これは好みの問題もあって、実はそんなに嫌いでもないんだけど、ちょっと軽い。
音自体は不快ではないけど、若干ペチペチとした感じがある。
これはRPには先幕が無く、電子先幕を採用しているからというのもあるらしい。
まぁでも6Dの時も特に気にしなかったし、大した問題ではない部分。

設定が今ひとつ不便

小型軽量モデルだけにボタンやダイヤルが少なくなるのはわかります。
でも少ないなりに十字キーにもそれぞれカスタマイズ設定出来たり割と自由度はある。
ただ、なぜかその項目にダイヤルファンクション内の設定項目が無い。
ISO、ホワイトバランス、連写モードなど直接割当られないのが不思議。
発売2年経ってこれってことはこの後も無理なんだろう。

AF ONボタンが使いにくい

親指AFを使っていたので同じ様に撮ろうとしたらグリップとシャッターボタンがしっくり来ない。
位置が右に寄りすぎているのが原因だと思う。ただ左に寄せたら誤操作しそうな位置にくるし、これは仕方ないのかも。
結局親指AFは諦めてここに一発拡大ボタンを入れました。

EOS RPにしての感想

概ね満足しています。
質感も比べたら違いが気になるけど、これだけなら悪くない。
表面加工が丁寧で安っぽさはないので意外と気に入りました。
グリップはエクステンショングリップを付けるとかなり良くなるらしいんだけど、、、
一応望遠レンズも持ってるし、でもバッテリー容量増える訳じゃないし、そのためだけに買うのもありなのかなぁ?
またちょっと考えてみます。

EOS RPの購入はこちら

 

一眼カメラカテゴリの最新記事