フレーバー (香料原液)からリキッドを作ってみた【healthcabin】

フレーバー (香料原液)からリキッドを作ってみた【healthcabin】

VAPEの海外有名通販サイト「healthcabin」さんより

「ウチはリキッドだけじゃなくフレーバーも美味しいんだよ、お試しあれ。」

ってお知らせが来たので、それならと頼んだフレーバーが届きました。

いつもながらhealthcabinさんはパッケージがしっかりとしていて、丁寧ですね。

healthcabinさんのフレーバー

さて、今回頼んだのは先程も書きましたがリキッドではなくフレーバー。
いわゆるVAPEリキッドの香料原液です。
このままリキッドとしては使うことはできませんのでグリセリンとプロピレングリコールで希釈してやる必要があります。

自分で器具なども用意しないといけないのでリキッドをそのまま買うよりはハードルが高いですが、大量に作れるのでお得です。

配合

フレーバーのボトルには5%-15%と書いてある。
リキッドを作る際の原液の割合の事でしょう。
healthcabinのフレーバーは初めてなのでとりあえず間を取って10%で作ってみます。

重さやスポイトで分量を測る方法が一般的ですが、自分の場合10ml以上で作る時にはノギスで測ってしまいます。
ボトルの8割程の位置を10としてノギスで計測、その1/10にノギスをあわせたらその位置までスポイトでボトルに原液を入れてやります。
healthcabinさんのは最初からスポイトボトルだったので手軽に使えます。
で、10%入ったらあとは最初に図ったボトルの8割程度までグリセリン(VG)とプロピレングリコール()PGを入れてやります。

VGとPGの配合比率は人それぞれですが緩いのが好きな人は50:50、一般的には70:30あたりが多いようです。
MAXVGは混ざりにくいのでこの方法ではおすすめできません。
手軽なのは最初からミックスされた商品を買うことです。

ファンタジーグリセリン プロピレングリコール ミックス品(VAPEリキッド調合の基本中の基本)

ニコチン入りにしたい場合

ニコチン入りのリキッドを作りたい場合はニコチンのベース液を買う事になりますが、日本国内では販売や譲渡が禁止されているので注意が必要です。
海外から個人輸入という形で購入する必要があります。
それほど難しい事ではありませんが、法律なので守りましょう。
ちなみに個人で使う範囲の分量という事で購入量は120mlまでとされています。

混ぜる、そして熟成

すでに出来ているリキッドと違ってこれが結構重要。
入れただけではまだ分離しているので混ぜてやる必要があります。
最初に8割程度を10としたのは振って混ぜる時に混ざりやすくするためです。

自作リキッドも既成品リキッドの様にすぐ吸うことも出来ますが、中にはケミカル臭が残っていたり、味がこなれていない場合があります。
そんな時に一定期間を置く事で美味しくする方法がスティープ。
私はすぐに吸ってみて大丈夫ならそのまま様子を見て使い、ダメなら1週間以上スティープします。
大切なのは空気を触れさせるなどして原因の香りを飛ばしてやる事。
私はキャップを開けて振ってやる程度ですが、スポイトで空気を送り込んだり、超音波洗浄機を使ったり、湯煎にかけたり、常時エアーをぶくぶくさせている人もいます。
結構奥が深い世界です。

味見

味を見て美味しさだけじゃなく、フレーバーの濃さをチェック。
原液によっても濃度に違いを感じるのでちょうどいい分量になるまで続けます。
でも大体決められた分量で作れば大きくハズレはないです。
自分は多少濃い目につくる事が多いですが、目安を守っていれば濃すぎて吸えないといったことはこれまでありませんでした。
ただメンソや清涼剤入りは味ではなく清涼感が強くて吸えなくなるので注意が必要です。

ブレンド

これが最終的な楽しみ方。
これとあれ、このフレーバーでタバコやミルク、カスタードやクッキー系を混ぜてみる、
さらにニコチン添加でスティープ3週間でどうだ、みたいな無限の楽しみがあります。
ただ独自ブレンドはあまり成功しないのもこの世界の常識。
やっぱりリキッドメーカーの開発はプロの仕事なんだと痛感します。
リキッドのレシピサイトもあるので最初は参考にするのもいいと思います。

 

そんな訳でリキッド生成のお話でした。

次回から実際にhealthcabinさんのフレーバーから作ったリキッドのレビューをしたいと思います。

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