自作リキッドを作る際に一番重要なのがリキッド原液。
これのチョイスと組み合わせですべてが決まります。
楽しくもあり面倒くさくもあり、結果が報われたり報われなかったりする世界だと思っています。
でもその分だけオンリーワンのリキッドが出来る喜びがあります。
そこでまずはメーカー選びとなるわけですが、これまで試した3つのメーカーについて書きます。
今日はまずCapellaから。
・Capella(カペラ)
自作をはじめて最初に買ったメーカー。
これまで試したフレーバーはフルーツ系とデザート系合せて10種類くらい。
全部のリキッドを試した訳じゃないからあくまで個人的なイメージです。
アメリカ・カリフォルニアに本社を置く世界的に有名なフレーバーメーカーで自作リキッドのフレーバーでは恐らく最もメジャー。
自分もまずはこここのフレーバーを買うところから始めました。
たしかに再現度は高いものが多いです。
でも逆にいうと日本人的にリアル路線だともいえます。
特にフルーツ系フレーバーは本物っぽものが多い印象です。
たとえば日本人がメロンとかイチゴを想像する場合にいかにも香料的なものを想像するじゃないですか。
たとえばいちごみるくキャンディーのイチゴ味とかメロンオレのメロン味とか。
でもCapellaはリアル志向なのでメロンでいえば青臭さを感じるメロン味、イチゴで言えば芳しいイチゴよりも酸味を含んだイチゴ時、という風に若干日本人のイメージとは違うものが多いです。
自分が試した中で一番違和感あったのがDoubleApple。
銭湯の脱衣所にあるような瓶のリンゴジュースを期待したら大間違い。
青りんごの酸味や青臭さが結構リアルに再現されていて自分好みではなかった。
でもこれはこれで凄い事だと思うんですよ。
なにしろ本物っぽいわけですから。
自分が果汁30%のいかにもお子様リンゴジュースをイメージしているからこその違和感ですから。
デザート系も基本的にはリアル志向だと思います。
定番のバニカスとかは何かに加えると風味が増し、バニカスが苦手な自分でも美味しく感じる事があります。
色々使ってきて感じた事は「写真」です。
写真の世界ではメーカーによって色づくりに違いがあるといいます。
カメラメーカーの吐き出す画像で、A社なるべく現実に近い色を再現するけど、B社は人間の脳がイメージする色を再現する、みたいな事があります。
それに近い感じですね。
CapellaはどちらかというとA社よりで現実に近い香りを再現する方向で開発している感じがします。
Capellaのフレーバーを自分の印象でまとめますと
・日本人のイメージする香りとはちょっと違う
・リアルな香りを再現しているので再現度自体は高め
・基本的に単体での利用は向かない
・色々な部分を再現してるだけにレシピによっては大化けする。
・某有名リキッドでも使われているのでフレーバーとしてのポテンシャルは高い
・自作リキッドのレシピサイトでは比較的多く使われているので使いやすい
こんな感じです。
リアルなリキッドを作りたい方。複雑なリキッドを作りたい方には調合次第で世界が広がるのでおすすめです。
一方、単純に美味しいリキッドを作りたい方には少し敷居が高いのでなるべく定番のものから買うといいでしょう。
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